マツダ「ロードスター」はどう進化していくのか

開発責任者が語る「未来のロードスター」とは

――(数百台のロードスターが集まる恒例大型イベント)5月の軽井沢ミーティングにも参加されましたが、改めてロードスターの担当主査になったお気持ちはいかがですか。

マツダ商品開発本部・ロードスター担当主査の齋藤茂樹氏(筆者撮影)

(現地では)イベント開場前から現地の雰囲気を感じたり、入場する皆さんが私に手を振ってくれたり、とても感動しました。ロードスターの開発でいちばん難しいのは、マツダとファンの皆さんが(一緒になって)これからロードスターをどう進化させるかだと思います。これまでは広島で、ロードスターの副主査をやってきたので、開発(そのものの)流れはわかります。ただし、「ことづくり」の分野でどうするべきか、悩んでいます。マツダがやるとなると、ハードルもあります。

ファンが集うサロンをつくりたい

――そのハードルというのは具体的に何ですか?

今日もファン主体のイベントですが、マツダ主体のイベントをいろいろ仕掛けていくべきだと思います。私は実研部門育ちなので、三次や美祢(みね:山口県美祢市)の試験場での一般的な高速での走行会などを想定してしまいがちです。そうなると安全面や運営コストはもちろん、継続させることが大きな課題となります。

JR新子安駅から徒歩10分ほどの場所にある、マツダR&Dセンター横浜(筆者撮影)

また、アパレルなどのグッズを拡充する場合、近年はマツダ全体としてのブランド戦略としての統一感が求められ、デザインの確定まで時間がかかるなどといったことも考えられます。それでも、例えばサロンをつくるのもひとつの手かもしれません。

――ファンが集うサロンということでしょうか?

はい。ディーラーに併設するロードスターファンのためのサロンをつくりたい。都心よりも郊外や地方でスペースが広いディーラーで。部品やグッズの販売、レストアやファン同士の情報交換の場としてのサロンです。事業として継続させることはなかなか難しいと思いますが……。

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