丸ノ内線「方南町駅」、本線直通で何が変わるか

始発列車が増え、乗り換え駅での混雑緩和も

方南町駅は新宿から西へ伸びる方南通りの直下にあり、ほぼ東西方向にホームが伸び、東西両端に出口がある。

東側の2番出口はホーム端からすぐ階段で上るのに対し、環状7号線が交差する方南町交差点の北西角にある1番出口は、環状7号線のアンダークロスをくぐる関係で、ホームと同じ高さの通路がしばらく続き、両側に駅事務室やトイレなどがあった。事務室やトイレを移設すればホームを伸ばせることは容易に想像できた。

工事は段階的に進んだ

営業運転を行いながら、どうやってホームを伸ばしていくのか。まず始まったのは3番出口の新設工事。ホーム延長と並行して、エレベーターとエスカレーターを備えたバリアフリー対応の駅にするためで、2017年12月から利用可能となった。

エレベーターとエスカレーターが付いた3番出口(筆者撮影)
営団地下鉄の文字が残る2番出口(筆者撮影)

事務所やトイレを含めた駅機能の一部は、これを機に通路や出口の周辺に移設されており、単なる出口増設ではなく、ホーム延長に向けた布石でもあった。

続いて2018年5月には1番出口が閉鎖され、ホームも片側のみの使用になった。中野坂上側に向かって左側の2番線ホームの半分近くが囲いで覆われ、工事が始まった。

当然ながらダイヤ改正も行われ、中野坂上―方南町駅間では平日朝ラッシュ時間帯3往復、夕ラッシュ時間帯4往復、土休日1往復、運転本数が削減され、それ以外の一部列車も運転時刻を変更した。

同時期には改札が西側に移設されてもいる。上を走る環状7号線は夜になると西寄りの側道が1車線ふさがれ、本格的な工事が始まったことを印象づけた。

8月には1番出口が復活。翌月になると2番線の工事が終わり、きれいな壁面が現れた。少しの間、新旧ホームの対比ができたが、まもなく今度は1番線が囲いで覆われ、同じような工事に入った。

2019年になると新しい行き先表示版が据え付けられ、続いて2番線の工事も完成。ダイヤ改正が行われ、運転本数は工事前に戻された。奥に移転した改札まわりもきれいになった。最近は6両編成の試運転列車が入線するようになり、完成が近いことを予期させた。

ちなみに2番出口はこの間、週末に2度閉鎖され、階段の壁面改装などが行われたが、エスカレーターやエレベーターの設置などは行われていない。

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