「住みよさランキング2019」全国総合トップ50 前年から基準変更、改定版で1位となったのは

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この2市のほかの総合評価上位の市区の特徴をみると、2位の文京区は利便度(9位)、快適度(53位)、富裕度(68位)が、4位の福井市は利便度(42位)と富裕度(67位)が、5位の鳥取県倉吉市は安心度(5位)、利便度(60位)が高い。

今回の10位までの顔ぶれを見ると、石川県が3市、富山県と福井県がそれぞれ2市と北陸の市が上位を占める。前回までも北陸の市が上位であることが多かったが、今回は100位までに、富山県は10市中8市、福井県は9市中7市、石川県は11市中7市が入っている。

北陸の市の共通した特徴としては住宅の延べ床面積が広いことがあるが、それ以外の指標については共通する傾向はなく、上位になっている指標は分散している。なお北陸の3県を上回り、県内の市すべてが100位以内に入っているのが鳥取県(4市中4市)である。

今回のランキングは2019年6月上旬時点で算定したものです。今回の集計では北陸地域や新潟県の自治体が上位に入る結果となりました。6月18日に発生した山形県沖を震源とする地震の被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。
「住みよさランキング2019」算出指標(【新】は新規採用指標)
A.安心度    
(1)人口当たり病院・一般診療所病床数(2017年10月):厚生労働省「医療施設調査」
(2)老年人口当たり介護老人福祉・保健施設定員数(2017年10月):厚生労働省「介護サービス施設・事業所調査」
(3)20~39歳女性人口当たり0~4歳児数(2018年1月):総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」【新】
(4)子ども医療費助成(対象年齢・所得制限の有無)(2019年6月):東洋経済調べ【新】
(5)人口当たり刑法犯認知件数(2017年):各都道府県警察調べ【新】
(6)人口当たり交通事故件数(2017年):交通事故総合分析センター調べ【新】
B.利便度  
(7)人口当たり小売販売額(2015年):総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」
(8)人口当たり大規模小売店店舗面積(2018年):東洋経済「全国大型小売店総覧」
(9)可住地面積当たり飲食料品小売事業所数(2016年6月):総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」
(10)人口当たり飲食店数(2016年6月)総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」【新】
C.快適度    
(11)転出入人口比率(2015~2017年):総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
(12)人口当たり財政歳出額 (2017年度):総務省「市町村別決算状況調」【新】
(13)水道料金(2019年6月):東洋経済調べ【新】
(14)汚水処理人口普及率(2018年3月):国土交通省、農林水産省、環境省調べ
(15)都市計画区域人口当たり都市公園面積(2017年3月):国土交通省「都市公園整備水準調書」
(16)気候(月平均最高・最低気温、日照時間)(1981~2010年):気象庁「メッシュ平年値データ」【新】
D.富裕度  
(17)財政力指数(2017年度):総務省「市町村別決算状況調」
(18)1事業所当たり売上高(2016年6月):総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」【新】
(19)納税義務者1人当たり所得(2017年):総務省「市町村税課税状況等の調」
(20)1住宅当たり延べ床面積(2013年10月):総務省「住宅・土地統計調査」
(21)持ち家世帯比率(2015年10月):総務省「国勢調査」
(22)住宅地平均地価(2018年7月):国土交通省「都道府県地価調査」【新】
■ランキングの対象
2019年6月上旬時点で、全国にある市と特別区(東京23区)が対象。特別区のうち、千代田区、中央区、港区の3区は対象から除外しており、812市区を対象としている。
■算出指標
「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の4つの視点から、22のデータを用いて算出。
■算出方法
各指標について、平均値を50 とする偏差値を算出。すべての指標の偏差値を平均したものを「総合評価」としている。
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