すでに新幹線方式で運行している台湾の高速鉄道は近い将来の車両増備や車両更新が予定されており、N700Sが採用される可能性は高いと見られる。ただ、営業最高速度は時速300kmである。
つまり、日本においても、N700Sの導入が想定される海外の路線においても、時速360km運転が検討されている路線はない。それでも時速360kmの速度向上試験に踏み切ったのはなぜだろうか。JR東海・新幹線鉄道事業本部の上野雅之副本部長は、「国内外にN700Sの高い走行性能を示す」と、速度向上試験の狙いについて話す。その発言の裏側に、JR東海の本当の狙いが見えてくる。
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