「仕事が遅い上司」を今すぐ動かす2つの心理術 理屈で動かない相手には「恐怖心」を刺激しろ

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また、仮に相手が「ヤバいこと」「とんでもないこと」の内容を尋ねてきたら、重ねて深刻そうに「それは言えないんですけど」と言葉を濁しましょう。とにかく、ここではあいまいさをキープし、相手に想像させることが大事なのです。

「競争心」で相手を動かす

最後におまけ的に紹介しておきましょう。

以上のような恐怖で相手を動かす方法に抵抗感がある人には、「競争心」で相手を動かす方法もあります。競争心もまた古代ギリシャの時代から人を動かすのに使われてきた感情です。

相手が最低限「人に負けたくない」という感覚を持っていることが前提になりますし、「競わせる」という性質上、上司相手には使いにくい方法ですが、次のような言い回しは有効でしょう。

(部下に)「○○さんに頼んだときには3日でやってもらったんだけど、それぐらいでできるかい?」
(他部署に)「○○さん(前任者)のときには、すぐにご対応いただけて助かりました」
(発注先に)「○○社さんには必ず納期は守っていただいてたんですが、今回は××社さんにお願いできるってことでいっそう安心してます」

もちろん、「○○さん」「○○社さん」が相手にとってライバル的な存在であれば、さらに効果は増します。そうした人間関係・会社関係を把握しているのなら、とくにこうした方法を試すのもいいでしょう。

以上、今回は「やる」と言ったのにやらない人を動かす方法として、「恐怖」をあおるテクニックをご紹介しました。いずれにせよ、こうした人を相手にする場合には、話の正しさ(ロゴス)で言い含めたところであまり効果はなく、感情(パトス)を揺さぶる言葉が必要です。

ロゴスでなければパトス。このような使い分けを身につけていくのも弁論術の醍醐味でしょう。

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アルファポリスビジネス編集部

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