安倍外交、「トランプ接待」の成果はあったのか

ゴルフに大相撲、炉端焼きのトランプ狂騒曲

安倍晋三首相夫妻は来日したトランプ大統領夫妻を炉端焼きでもてなした(写真:時事通信)

猛暑の日本に喧騒の渦を広げた“トランプ狂騒曲”が終わった。

令和初の国賓として5月25日夕に来日したアメリカのドナルド・トランプ大統領は、3泊4日の滞在で安倍晋三首相との個人的親密さを「これでもかとばかりにアピールした」(アメリカ大使館筋)。その裏側で「アメリカ頼りの日本外交の実態」(外交専門家)も浮き彫りになった。

新天皇との初会見と宮中晩さん会、それに先立つゴルフと大相撲観戦に炉端焼き。「おもてなし尽くし」(同)の大統領訪日の一部始終は、国民の目に「安倍外交の光と影」(同)も映し出した。

千葉県茂原市で5度目のゴルフ対決

トランプ外交は、25日夜のアメリカ大使公邸(港区)での日本の経済界代表との夕食会でスタートした。26日はゴルフと大相撲観戦、夕食会、27日は日米首脳会談と皇居での天皇陛下との初会見や宮中晩さん会、最終日の28日は安倍首相とともに海上自衛隊の護衛艦に乗艦し、自衛隊と在日米軍の隊員を激励して同日午後、帰国の途に就いた。 

今回の大統領訪日で、取材合戦となったのはゴルフと大相撲観戦だった。26日朝、それぞれヘリコプターで千葉県茂原市の「茂原カントリー倶楽部」に降り立った日米両首脳は、真夏日の暑さをものともせず、青木功プロも交えて5度目のゴルフ対決を楽しんだ。両首脳はプレーの前後に朝食、昼食も共にし、プレー中にはそれぞれSNSで写真やコメントを発信するなど、ぴったりと息を合わせた。

両首脳のスコアはこれまでどおり「国家機密」とされたが、関係者によると「今回は出だしでショットが乱れたトランプ氏を首相がリードしたが、結局、腕前が上のトランプ氏が逆転した」。ティーショットが乱れたトランプ氏をみかねた青木プロが自身の予備のドライバーを手渡し、それで「20ヤードも飛距離が伸びた」(青木プロ)ことでトランプ氏はご満悦だったとされる。

トランプ氏との自撮りのツーショット写真を投稿した首相はゴルフ後、「気持ちよく楽しくプレーすることができた。大変リラックスした雰囲気の中で率直な意見交換もできた」と満足気だった。

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