初心者が買ってはいけない「5つの投資信託」

知らずに買うと元本が目減りする可能性も

●旬が過ぎれば早々に下落する恐れもある「テーマ型」

テーマ型とは、ロボットやAIなど、今後成長が期待できる分野に関連した銘柄を投資対象とする投信です。ほかにも、ESG(環境、社会、企業統治)といった、世間で話題になっているテーマなど、なじみのある言葉だけに、オススメされるとつい手を出したくなるものです。

しかし、あらかた話題になった後で新規設定されることが多く、投信を購入する時点で、すでに価額のピークの可能性があります。また、注目度の高さから本来の価値とかなり乖離した株価まで買われていることが多く、旬を過ぎた途端に大幅な下落の恐れもあるのです。

信託報酬も2%前後と割高なものが多いのも難点です。最安のもので0.15%前後のインデックス型と比較して、高コストな点も気になるところです。それでも買いたい場合は、長期保有よりは2〜3年という短いスパンでの購入を検討しましょう。

「ロボアド」と同レベルの低コスト投信という選択肢も

●自動運用だが「ロボアド」は「コストゼロ」ではない

ロボアドには、「アドバイス型」と「運用一任型」の2種類があります。アドバイス型は簡単な質問に答えるだけで、その人に合ったポートフォリオの作成や商品の提案を行うというもの。手数料無料で利用できるものがほとんどです。

一方、運用一任型は商品の購入や積み立て、リバランス(資産の比率を調整すること)などをすべて自動で行います。ファンドラップほど手数料は高くなく、なおかつ投資の知識がない初心者でも簡単に始めやすい点から、近年注目を集めています。

ただ、いくらファンドラップほど手数料は高くないといっても、信託報酬以外の利用手数料もかかるため、年率1%前後のコストを負担することになります。投資慣れしている人や、勉強したうえで多少なりともコストを抑えたい人にとっては、自分で投資することも検討したいところです。

また、主要なロボアドサービスの投資方針を見てみると、国際分散投資を掲げています。しかし、近年、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」など、1本の投信で国際分散投資できるものがたくさんあります。しかも、信託報酬は0.2296%と、主要なロボアドサービスの手数料1%程度であることを考えると、断然コストは安いわけです。

購入やリバランスなどを自動で行ってくれるのは、初心者には便利ですが、ある程度投資知識がある、もしくはこれから勉強するという人は、手数料の高さも踏まえたうえで検討しましょう。

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