日銀と外国人投資家の「深い谷」 年の始め、今年の日本経済を考えてみる

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2014年は「官兵衛の年」。日本経済は、どうなる(ロイター/アフロ)

「今年は官兵衛の年ですね」

と、いろんな人から声をかけられる。まあ、あれだ。筆者もネット上で「かんべえ」を名乗り始めて今年で15年。さすがに少しは人に知られておるわけだ。

「かんべえ」というハンドルネームは、もちろん如水こと黒田官兵衛孝高からつけた。1973年に、司馬遼太郎が読売新聞で『播磨灘物語』を連載していた頃からのファンなのである。後年になって、「溜池通信」という情報発信サイトを運営するようになり、そこで戦国時代を代表する知将の名にあやかることにした。

というのも、こういうものは、「わかる人にだけ通じる」というのが大事なのである。誰でも知っている「のぶなが」や「りょうま」では具合が悪いのだ。黒田官兵衛というあまり知られていない人物の名前を使うことにより、読者を少しばかりスクリーニングさせてもらっていたのである。

ところがまさか、官兵衛がNHK大河ドラマの主人公になる日が来るとは思わなかった。

考えてみれば、NHK大河もすでに53回目である。誰でも知っているような英雄は、すでに何度も取り上げられている。そこで近年は、女性と参謀タイプが愛用されている。直近10年で女性が4人(八重の桜、江、篤姫、功名が辻)、参謀が3人(軍師官兵衛、天地人、風林火山)である。

そして、とうとう官兵衛の出番が来てしまった。主演のイケメン・岡田准一は、いかにも人気が出そうである。1月5日の第1回放送を見たところ、官兵衛の幼年期を演じた子役が良かったし、江口洋介の織田信長も新鮮であった。次回の放送が今から楽しみである。

次ページさて、官兵衛論はそのくらいにして・・
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