中韓米で急拡大、ユニクロは海外でも強い ファーストリテ、9―11月期は最高益
[東京 9日 ロイター] - ファーストリテイリング<9983.T>が9日発表した2013年9―11月期の連結営業利益は、前年同期に続き過去最高益となった。積極出店を続ける海外ユニクロ事業がけん引したほか、国内ユニクロ事業も高単価商品の販売好調から利益率が改善した。
9―11月期の連結売上高は前年同期比22.3%増の3890億円、営業利益は同13.1%増の640億円になった。営業利益の通期予想に対する進ちょく率は41%。前年同期の通期実績に対する割合は42.5%だった。
利益は海外強含み・国内弱含み
204年8月期の営業利益予想は前年比17.4%増の1560億円で据え置いた。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト23人の予測平均値1553億円と同水準になっている。各セグメントの計画も変更していないが、岡崎健グループ上席執行役員・CFOは会見で「消費者の価格への感応度は依然として高く、国内ユニクロは利益的には弱含みになる。海外は強含みで、総じてみると予想通り」と述べた。
連結売上高は、期初発表時に本来連結上消去されるべき内部取引80億円が含まれていたとして、1兆3300億円から1兆3220億円へと修正した。
消費増税時の価格については、本体価格を維持しながら、増税分3%は転嫁する方針を明らかにした。