クレカ付帯保険で海外旅行する人の見落とし点 10連休目前!保険はやっぱり必要なのか

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クレカ付帯保険では付いていないこともあるキャッシュレスサービス(海外でかかった治療費を保険会社が保険金として直接支払うサービス)や日本語通訳サービスなどが、標準装備な点も安心感があります。

「1日500円で保険に入って行ったら、飛行機がキャンセルになり違うフライトに振り替えることになった際の追加費用などを補償してもらえました」というBさんは、クレカ上乗せ保険から補償を受けました。こうした目立たない補償は、クレカ付帯保険ではさりげなくカットされていることもあります。

外務省も保険加入を推奨

今回の旅では一覧表を作る時間がなかった、という人は、何か1本、必ず海外旅行保険に入っておくことをおすすめします。外務省でも海外旅行保険に加入しておくことを推奨しています。

例えば、昨年(2018年)、ハワイの観光地のトイレに入った夫婦が暴漢に襲われた事件があったことは記憶に新しいところですね。殴打された顔面などの治療費500万円の支払いに保険未加入だったため苦慮したようです。こうしたケースでも、海外旅行保険に入っていれば治療費や帰国費用の心配も、金銭面ではカバーできます。

なお、海外で日本人が危険に遭ったという情報や治安情報などは、外務省の「海外安全ホームページ」にも掲載されていますので、海外に旅立つ前にはぜひご確認を。同じく外務省の海外安全情報配信サービス「たびレジ」の登録もおすすめです。

海外は、日本とは環境も治安も違います。慣れない気候でなじみのない食事にあたって体調を崩すこともあり、事故に巻き込まれることもありえます。何かあってから後悔しても遅いのです。大丈夫だろう、なんとかなるだろう、と考えず、転ばぬ先の杖としてまずは海外旅行保険の手当てから始めてみてください。

竹下 さくら ファイナンシャルプランナー/宅地建物取引士

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たけした さくら / Sakura Takeshita

兵庫県神戸市生まれ。慶應義塾大学商学部にて保険学を専攻。損害保険会社の営業推進部および火災新種業務部、生命保険会社の引受診査部門の勤務を経てファイナンシャルプランナーとして独立。個人向けコンサルティングを主軸に講演・執筆を行う。『「奨学金」を借りる前にゼッタイ読んでおく本』(青春出版社)、『「家を買おうかな」と思ったときにまず読む本』(日本経済新聞出版社)など著書も多数。

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