冨安健洋20歳、サッカー「日本代表DF」の未来像 ベルギーリーグで奮闘、将来はプレミア志望
継続して試合に出続ける中で、どんなところに成長を感じているのだろうか。
「縦パスの意識は高まっています。精度をまだまだ上げていかないといけないのですが。試合によって波もあるので、安定して効果的なパスを出せるようにならねばと思っています。
また、守備のところではなかなかシーズンを通してゼロに抑える試合が少ないので、ゼロに抑える試合を増やさないといけないですし、それに貢献したいです」
『縦パス』という言葉が何度か出てきたようにとくに攻撃につながる縦パスを意識しているようだ。過去に話を聞いたヨーロッパでプレーしていた日本人選手も現地で『縦パス』の意識が高まったと話していた。
自信は人を大きく変える
冨安を現地で見ているシント=トロイデンVVの立石敬之CEOに彼の成長について聞いた。
「正直、こんなに早くベルギーリーグに適応してくるとは思っていませんでした。本人の努力と監督が信じて起用し続けたという、2点がフィットした要因だと思います。さらに、このクラブの規模感や適度なプレッシャーですよね。これがビッグクラブであればまた違ったプレッシャーがあるでしょう。この国で日本人の評価が上がっていることも助けになったとも思います。
英語が特別にうまいわけではないのですが、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢があって、声もいちばん出しています。使えるボキャブラリーの中で指示をしっかり出してますし、彼の能力もあり、ここまで成長できたのではと思います。さらに日頃から身体の大きな選手やアフリカ系の強く速い選手たちを相手にしている時間が長いので、自信がついたこともあると思います。自信は人を大きく変えますので」と立石CEOは話す。
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