冨安健洋20歳、サッカー「日本代表DF」の未来像 ベルギーリーグで奮闘、将来はプレミア志望
冨安健洋がシント=トロイデンVVで欧州サッカーデビューを果たしたのは2018年5月だった。ベルギーリーグ2年目のシーズンとなった7月からはレギュラーで試合に出場、9月には日本代表にも招集された。
今年1月に開催されたアジアカップ(UAE開催)での目覚ましい活躍は周知のとおりだ。この3月22日の親善試合・キリンチャレンジカップのコロンビア戦、26日のボリビア戦のメンバーにも選ばれている。
この1年足らずで急成長を遂げた冨安。昨年5月に続き、3月初旬に筆者はシント=トロイデンに訪れた。
所属クラブは日本人が急増
冨安は中学3年生でアビスパ福岡のトップチームのキャンプに参加。高校2年時にJリーグの公式戦デビューを果たした。高いレベルでのサッカーに刺激を受け続けてきた冨安は自らに足りないものを自覚し、練習を重ねてきたのだろう。
アビスパ福岡からシント=トロイデンVV、そして日本代表に。20歳になった今もその姿勢は変わらない。冨安のポジションであるセンターバックは後ろから指示を出したり、ディフェンスラインのコントロールなど言葉を発する機会が圧倒的に多い。英語学習にも励んでいるという。
ゲームや動画配信などを手がけるDMM.comグループが2017年11月にチームの経営権を取得してから1年半が経過した。
10カ月前と大きく変わったことは冨安1人のみだった日本人選手が5人増えて、計6人になったことだ。
「プレーでは昨シーズンは試合に出ていないので比較はできないのですが、日本人選手とはお互いに感覚などがわかりやすいです。そこまで大きく変わった感じはしないですね。オフでの変化はありました。先輩たちとご飯などに行けるので、オフの時間は有意義に過ごせています」
浦和レッズから2018年7月に加入した遠藤航をはじめ経験豊かな先輩たちと食事に行き、話を聞けるのは学びがあると言う。
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