増税前に買うべきものと増税後でいいものの差 美容整形や人間ドックは増税前がオススメ
ただ、経済対策の恩恵は全ての人が受けられるわけではありません。増税前にやっておくべきこと、2%の増税分を倹約するためにするべきこともあるので注意が必要です。
10月に増税がスタートする前に、何をすればいいのでしょうか。丸山さんは「高額な商品の購入や高額な契約を結ぶ予定があれば、実行することです」と話します。
2%は高額になると大きな差額に
当然のことながら、同じ事柄に支出するのでも9月末までと10月以降では2%の差額が出ます。例えば、家のリフォームです。バリアフリーにしたり、思い切って台所やお風呂などの水回りを新しくしたりしたいと思っているのであれば、増税前に取りかかることをおすすめします。もし、水回りを全てリフォームして400万円かかる場合、消費税の税率が8%なら432万円ですが、税率が10%なら440万円と8万円も上乗せされます。
つまり、今年高額な商品の購入を予定していたり、リフォームなどをしたりする場合は、増税前に行うことができれば、それだけで2%分節約できます。
「リフォームで注意したいのは、引き渡しの時期です。9月末までの引き渡しであれば問題ありませんが、10月以降になる場合は、今年の3月末までに請負契約を済ませておく必要があります」と丸山さん。
もし、子どもが今年結婚する予定であれば、9月末までに式を挙げることをすすめるといいでしょう。また、歯科医院で保険が適用されない治療をする場合は消費税がかかるので、早めに治療できればその分節約することができます。
・家のリフォーム
水回りなどリフォームすると数百万円かかるケースも。住宅リフォームの減税制度を利用すればさらに節約できます。