卒婚願望アラフィフ夫婦が定年前にすべきこと 50代昭和型夫婦はこのままだと老後がヤバイ

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幸せな「卒婚」に向けて、今から準備しておくこととは?(写真:xiangtao/PIXTA)

結婚しているアラフィフ世代であれば、誰しも一度は「離婚」という文字が頭をよぎったことがあると思います。明治安田生命福祉研究所が40〜64歳の男女を対象に2018年6月に行った「人生100年時代に向けた意識調査」によると、「定年離婚」(定年を機に離婚する)を考えたことがある割合は、子どもがいる既婚男性で19.6%、女性で28.1%となっています。その理由は「愛情を感じられない」など、夫婦仲にまつわることだそうです。

この回答を見て、「意外と少ない」と思った人が少なくないでしょう。

年齢とともに、妻の「卒婚願望」に拍車がかかる

しかし実際は、離婚は考えないまでも、「卒婚」ならしたいという人はかなり多いように感じます。「卒婚」とは離婚はせず、配偶者に必要以上に干渉し合わず、自分のライフスタイルを楽しみ、夫婦関係を継続することを言うそうです。

卒婚には、同居のパターンと別居のパターンがあります。同居の場合、従来の家庭内別居が想起されますが、そうしたネガティブなものではなく、子どもが巣立ち、残りの人生をそれぞれ好きように過ごすという「お互いを思いやる」という意味合いが強いようです。

卒婚については男性5~6割、女性7~8割と、女性のほうが男性に比べて肯定的なことがわかります。女性の年代別で見てみると、40代前半が69.3%だったの対して、60代前半は78.7%と、年齢に比例して卒婚を肯定的に受け止めているようです。

芸能界でも、ものまねタレントの清水アキラさん、歌手の加山雄三さんといった熟年世代が卒婚を選択して話題になりました。

しかし、卒婚という夫婦の形は、経済的ゆとりがある年金逃げ切り世代だからできる選択と言えるのです。

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