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「こぐまのケーキ屋さん」作者が送る快活な人生 「自分も予想しなかった自分」がそこにいた

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  • 村田 らむ ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
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漫画制作以外のアウトプット方法も模索していた。2ちゃんねるでスレッドを立て、廃墟探訪をしたのだ。

「“2ちゃんねるを見ている人に僕をコントロールしてもらって、実況しながら廃墟を探索する”という企画をやりました。そのとき、仮面をかぶって突撃していたのでいつしか『カメントツ』と呼ばれるようになりました。

その頃から見ていてくれた人、応援していてくれた人に

“オレって、その頃からカメントツを注目してたんだぜ。やっぱオレってセンスあるじゃん”

って言ってほしくて、カメントツの名前で漫画家をはじめました」

27歳で工場をやめ、東京に引っ越した。漫画家になろうと思ったが、賞に応募したり、持ち込みをしたりはしなかった。

なんとか漫画家になろうと1年間あがいていたがうまくいかなかった。

「憔悴しきっていたころ、フリーライターのヨッピーさんにインタビューを受けました。

『漫画家志望者にインタビューする』というテーマでした。

その時にWebメディア『オモコロ』を紹介してもらいました。『オモコロ』の編集長である原宿(はらじゅく)さんに僕の漫画を読んでもらい、関心を持ってもらいました」

「ならルポ漫画を描きなよ」

『オモコロ』は在籍するオモコロライターによって毎日、ルポや漫画を配信している人気サイトである。

原宿さんに

「君は、どのような人間なんだい?」

と聞かれ、カメントツさんは

「わりかしついていない人生です。一生懸命やっているけど、なかなかうまくいきません」

と答えた。

「『ならルポ漫画を描きなよ』

と言われました。ルポ漫画なら、人生の失敗ややるせなさが、全部ネタに転化されていいよってアドバイスされました」

そうして「自己啓発セミナー」や「断食道場」に潜入するなど、身体を張ったネタを中心にルポ漫画にした。

「当時は、いわば漫画でユーチューバーをやろうとしてたって感じですね。いちばんバズった(爆発的に話題が広がった)ネタは、ゲームソフト『RPGツクール』を中古ソフト屋さんで買ってきて、ゲーム内に残っているデータで遊ぼうという企画でした(RPGツクール:ドラゴンクエストのようなロールプレイングゲームを自分で作ることができるシミュレーションゲーム)」

カメントツさんは、いつしかPV(ページのアクセス数)を稼げる漫画家になっていた。

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【『ゲッサン』の副編集長の目に止まった】

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