ヘタれない人が寝る前3分間実行していること その日の記憶を肯定する作業とは何か

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挑戦しないと成長することはありませんから、挑戦の前にある壁や逆境は、実は成長を促してくれるとってもすてきなプレゼントなんですね。壁や逆境があるときに、「ここまでやったんだからいいじゃないか」「よくやったよ」などと現状に満足してしまうと、そこで脳は燃え尽きてしまいます。

誰しもピンチの場面が訪れるものです。壁や逆境を乗り越えるには、「成功した」「達成した」「勝利した」といった肯定的なイメージをもっていること。そして現状と比較して「まだまだこんなもんじゃない!」「まだ勝利していない」「まだ達成されていない」と現状を否定して、将来の自分を肯定するという脳の状態が必要になります。

「将来を肯定するイメージ」が重要

先の星稜高校の試合後、キャプテンに「おめでとう。すごい試合をしたな」と声をかけると「ありがとうございます。勝つイメージしかなかったですから。試合前も全員でイメージングしていました」と笑顔で答えてくれました。十分な成功への肯定的イメージがこの結果につながったのです。

「夢や目標」といったものを実現しやすくするためには、このように将来を肯定するイメージで決まるといっても過言ではありません。

私がサポートしているアスリートは、リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得した競泳の小堀勇氣選手の場合、ゴールタッチをしてからボードをみて、メダル獲得を確認して「よっしゃー」とガッツポーズ。このイメージを描いていました。平昌五輪の女子スピードスケート金メダリスト髙木菜那選手の場合は、トップでゴールしてガッツポーズ、客席の両親の喜ぶ顔を見て「やったー」という感情を味わう。こんなイメージです。

この実現イメージを何度も何度も繰り返し描いて、潜在意識に落とし込んでいきます。実は、脳は現実なのかイメージなのかを区別できません。ですから、何度もイメージしていることは、経験したことと同じように記憶されていくのです。

では、日常ではどのように取り入れればいいのでしょうか、すぐに実行できるものを紹介しましょう。

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