ケーキを複数種類盛り付けて華やかにするケーキプレートをお祝いの場面で見る人は少なくないと思うが、最近はお料理の盛り付けでもさまざまなバリエーションが生まれている。
例えば、お肉が好きな子にはバラのように見立てたお肉のプレートを。ある特定のキャラクターが好きな子にはお皿いっぱいにキャラクターが書いてあるプレートを。ダイエットをしていて甘いものを控えている子にはフルーツだけのプレートを、とその子の好みや特徴に合わせた料理でお祝いをするケースをよく見かけるようになっている。
プレート自体はよく見られるものだが、祝われる人の好みに沿ったものに工夫している。プレートそれ単体でSNSに投稿できるような、アートのクオリティーが高いお店を選ぶ人も多くなっている。
<事象3>バルーン
都内の4年制大学に通うMさん。テニスサークルに所属し、社交的で誰とでもすぐに打ち解けられるタイプの女子だ。そんな彼女は自身の誕生日で、凝ったバルーンの演出で友人たちに祝ってもらったという。
誕生日、友人たちがホテルの部屋を借りており、そこにはプレゼントとカラフルなバルーンが並んでいた。中でも目を引いたのが、Mさんの名前入りのものだった。
M さんは、「ホテルの部屋を取ってくれたというだけでもうれしいけれど、部屋に入ったときのサプライズ感と豪華さを風船が演出してくれていたと思う」と言う。確かに、バルーンで飾り付ければ、写真の構図としても華やかだ。100均などで売っているバルーンだけでなく、年齢にちなんだものなどがあると、より記念日の印象がつく。
名前入りのバルーンについては、「こんな風船があることを知らなかった。私のためにこの風船を用意してくれたんだなと思うとよりうれしくなる」と語った。
<事象4>ウォールデコレーション
誕生日を外のお店ではなく、家やホテルなどプライベートな空間でお祝いをする人も昨今増えている。先ほどバルーンの事例を紹介したが、部屋の壁に自分たちの写真を貼るデコレーションサプライズをするケースもある。
都内私立大学に通うAさんはオシャレなインテリアが好きで、自身の部屋はモノトーンでまとめている。日頃からインスタグラムで流れてくる最新情報の収集は欠かさない。そんな彼女は、友人にこのウォールデコレーション・サプライズをしたという。
「その子との写真がたくさんあるので、アルバムを作ろうか悩んだが、それでは普通すぎる。用意した飾りに加え、ハート型に写真を貼ればオリジナル感がありいいのではないか。さらに遠くから見るとハートの壁画のように見え、近くで見ると一つひとつに思い出が詰まっているという、2種類の見え方も楽しめるのではないか」と考えたそう。
小さくアルバムにまとめてしてしまうのではなく、壁に貼ることで祝われる子にもSNSで投稿を見た人にもオリジナリティを感じてもらえるのだ。
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