嵐「活動休止」にテレビが抱える大いなる不安 SMAPもいない今、誰が代わりを務められるか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ちなみに私は「24時間テレビ」で嵐との縁ができたのだが、その後は番組で一緒になることはなかった。というのも、私は元SMAPの中居正広さんとの「ブラックバラエティ」という番組をスタートさせたので、〝SMAPチーム〟という色分けになり、嵐と番組を作ってその成長をお手伝いすることはできなかった。

その後の嵐はCMに起用されるようになり、冠番組も増えていった。バラエティとドラマを並行してやっていき、SMAPという圧倒的な存在を同じような路線で追っていったのだ。

その背景には1990年代後半からのSMAP一強時代に〝危機感〟を覚えたテレビ局サイドとジャニーズ事務所の思惑もあった。SMAPの強さは誰もが認めるものの、それに反発するムードもテレビ局内には一部あった。

SMAPに対抗できる唯一の存在となった

「SMAP以外にも超人気グループを作らないといけない・・・・・・」。もちろんジャニーズ事務所内にも危機感はあった。2000年代の半ばには嵐をSMAPの「対抗馬」に育てようという雰囲気が明らかにあった。そしてその危機感はさらに多くのグループを誕生させることになり、また新しいグループの番組が生まれることにつながっていった。

一昨年、SMAPが解散という大破局を迎えたことは読者の皆さんもご存じの通りであろう。そんな中で嵐の5人は着実に力をつけて、知名度も上げていった。周囲の思惑とは別に彼ら自身の「トップを取る」という思い、ファンを想う気持ちはまっすぐだった。

5人組というバランスやメンバー同士の仲の良さ、リーダーの大野智さんを中心とする歌とダンスのクオリティの高さなどが彼らの武器だった。

SMAPは別格としても、やがて嵐は男性アイドルとして圧倒的な人気を得るまでになった。24時間テレビでも、2回目のメインパーソナリティーを務めた時には誰の名前を借りることもなく「嵐の24時間テレビ」になっていた。

嵐は紅白歌合戦でも司会を務めるようになった。SMAP がその座についていた国民的な男性アイドルグループというポジション。あれだけの存在感と説得力のあるグループが解散によって不在になったあと、かろうじてそれを埋めることができたのも嵐だった。

そしてSMAP解散後の紅白ではトリを務めるなど、文字通り「トップを取った」のである。

そんな嵐の活動休止である。SMAPの解散が今回の嵐の決断に影響を及ぼした部分もあるだろう。

だがリーダー大野さんの思いを他の4人も共有して出した結論なので、個人的な意見を言えば、私は拍手で送り出し見送りたいと思っている。

嵐のレギュラー番組担当者も思いは同じはずだ。それぞれの「最終回」に向けて2年間準備ができるのだ。

次ページ嵐の冠番組が終わった後はどうする?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事