「独占男」との婚約を解消した36歳女性の顛末 「やきもち」という言葉では済まされない

✎ 1〜 ✎ 48 ✎ 49 ✎ 50 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
過ぎた嫉妬のあまり婚約破棄をされた「独占男」とは(写真:tomos/PIXTA)
2カ月前に成婚退会をした元会員から、「婚約を破棄したので、またお見合いを再開したい」と、連絡が入った。破局の原因は、「相手の嫉妬深い性格に、結婚は難しいと判断したから」だという。
仲人として婚活現場にかかわる筆者が、毎回1人の婚活者に焦点を当てて、苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、「嫉妬する人間の心理」について考えたい。

3年弱のお見合いで「婚活疲れ」を起こしていた

「婚活を3年近く年続けてきて、やっと出会えたと思ったのに」

婚約を破棄し、お見合いサイトに再登録するために事務所にやって来た吉澤優子(36歳、仮名)は、疲れ切った表情で言った。

成婚退会していったのは、昨年9月のことだ。5月の末に同い歳の伊藤国春(仮名)とお見合いし、その後交際に進展してから3カ月で結婚を決めて、トントン拍子で成婚退会していった。

今回の破局劇を、優子はこう振り返る。

「前の相談所で2年ちょっと、鎌田さんのところで約10カ月と、3年弱の間お見合いを繰り返していて、婚活疲れを起こしていました。『もう結婚は諦めようか』と思っていたときに伊藤さんに出会ったんです。彼がグイグイリードして結婚の話を進めてくれたので、もうここで決めてしまいたかった」

この連載の一覧はこちら

3年探していなかったのだからこのチャンスを逃したら、次の相手がいつ出てくるかわからない。また3年が経ってしまったらもう40歳が見えてくるという気持ちもあったのだという。

「急激に好きになっていったのも事実です。これまで出会ってきた人とは違って、私に対してすごく一生懸命で、一途な愛情も感じていたので」

優子は、この3年間、結婚相談所でのお見合いと並行して、婚活アプリでも活動をしていた。

次ページ出会ったその日に体の関係を求められ…
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事