海外旅行のネット環境、今さら聞けない基本 どの会社のどんなプランを使うのがおトク?
1つ目は、3大キャリアとも提供している、海外での通信が定額になるサービスです。docomoでは「海外パケ・ホーダイ」、auでは「海外ダブル定額」、SoftBankでは「海外パケットし放題」と呼んでいます。
現地ではなく、日本時間の0時から23時59分59秒を1日の単位として数え、25MBまでの利用であれば、1日1980円、それを超える場合はいくら使っても1日2980円です。基本的に難しい手続きはなく、現地に到着すると届くSMSメッセージなどからサービスの利用が始められ簡単です。ただ、値段は安いとは言えません。
2つ目はdocomoとauが提供している、日本で契約しているデータ容量を海外でも消費するイメージのサービスです。docomoでは「パケットパック海外オプション」、auでは「世界データ定額」と呼んでいます。こちらは専用のアプリをインストールして渡航して、現地でアプリを立ち上げてボタンを押したときから24時間のカウントがスタートし、1日980円などで使うことができます。
アプリを事前に入れておくことや、日本で契約している容量が使った分だけ減っていくのがデメリットと言えるかもしれませんが、SMSも使えますし、SIMロック解除の手続きも不要な上に、別の端末を追加で持って行く必要もありません。いつアプリのボタンを押して通信をスタートするかにもよりますが、4日間の場合、24時間×4回で3920円なので、プリペイドSIMとモバイルWi-Fiの値段の間くらいになります。
総合的に見て一番良さそうなのはどれか?
ちなみに、SoftBankは独自に「アメリカ放題」というサービスを提供していて、こちらはなんと月980円です。ハワイなどのアメリカに渡航される場合、お得なサービスといえます。
海外での通話はLINE Outなどの通話アプリを使えばいいとしても、国内からの着信の有無を知るために普段使っている携帯電話の番号を生かしたい場合や、現地で配車アプリを使う可能性が高い場合は、docomoの「パケットパック海外オプション」や、auの「世界データ定額」が不安のない選択肢になりそうです。普段の電話番号を生かす必要がなく、インターネットが割安に利用できればいい場合、プリペイドSIMが有効でしょう。
モバイルWi-Fiを使って、一緒に旅行に行った友人や家族と共有で使うケースは多く、この場合、いつも一緒に行動する必要があるなど、制限が生じます。プリペイドSIMや海外オプションであれば、比較的価格を抑えられ、自由度も高いので、お金の使い方としても満足度が高そうです。どんな利用シーンが想定されるのかをあらかじめ整理して、より相性のよい方法を選べるといいですね。
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