一生独身の人は「人生の負け組」なのか? 誰と付き合ってもなぜか突然フラれる男性

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つまり、「問題は女性側ではなくあなた自身にあるのではないか」 と想像しました。

あなたはいつも「いきなり別れを告げられる」そうですが、あなたにとってはいきなりでも、相手はぎりぎりまで、ずっと別れるか別れないかをてんびんにかけて、迷っていたのです。それでとうとう決断せざるをえなくなったときに、別れを告げているのです。

相談文の中に、そのヒントがあるように感じました。「最初はとても愛される」「そして2~3年後にいきなり振られる」パターンについてです。つまり、あなたは「友達として付き合うのは楽しいけれど、生涯を共にする相手としては問題が多い」と受け取られているということです。

交際2~3年は、楽しいことばかりです。おいしいものを一緒に食べ、楽しいところに一緒に行き、会話は新鮮です。相手の欠点までも新鮮に映るものです。しかしその先の結婚となると「相手の人生観や生活習慣などで、どうしても相いれないところがないか」冷静に考えるようになります。

新鮮だった「エクボ」も、はっきりと「アバタ」に見えてくるものです。

欠点まで愛するにも、限度がある

結論を言いますと、あなたはこれまで、よほどヒステリックな女性としか親しくなれなかったか、あなた自身に原因があるかもしれないということです。

基本的に女性は平穏な日常を好む人が多いものです。たとえば、あなたは一緒にいてとても楽しく、ぜいたくもさせてくれるけど、反面、短気で非常に細かいとします。これなら2~3年ならうまくいくことも多いでしょう。ささいなことに何事にも短気だと、最初は相手が合わせてくれていても、そのこと自体が、ある一瞬から嫌になり、バカらしくなるのです。

「今までそうではなかったのに?」は通りません。あなたの欠点がどのようなものかはわかりませんが、心当たりはありませんか? 決断を告げられるのは一瞬ですが、その後は永遠です。結婚話が具体的になれば、相手のことを冷静に考えて判断するのは当たり前です。

「欠点も含めて愛するのが本当の愛だ」と言われることもありますが、それにも程度があります(女性ばかりの離れ小島で男性が1人、というシチュエーションなら別ですが)。特に、今の若い人は異性との交際も自由で、比較する材料に困りません。2~3年もあれば判断するのに十分です。

欠点のない人はいませんが、それにも程度があるのです。

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