インデックス運用を過度に信じてはいけない サルでも子どもでもプロ運用者に勝てるワケ

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投資初心者の長期運用に適しているのはインデックス運用だと言われる。だがインデックス運用には弱点も、改善の余地もありそうだ(写真:EKAKI / PIXTA)
個人が長期で資産運用をする場合、「最適な投資方法」とはどんなものだろうか。
一般的に、長期投資において、個別の銘柄などに投資するアクティブ運用は、ニューヨークダウや日経平均株価などの指標に連動したインデックス運用には勝てないと言われている。1970年代の名著である『ウォール街のランダム・ウォーカー』(プリンストン大学の教授だったバートン・マルキールが書いたもの)の中には、「目隠しをしたサルに、新聞の相場欄めがけてダーツを投げさせ選んだ銘柄でも、専門家が注意深く選んだ銘柄とさほど変わらぬ運用成果を上げられる」という記述がある。これはあまりにも有名な話なのだが、実際はどうなのだろうか。
そこで、私は子どもでもマーケットに勝てるのかを検証してみた。

個人投資家が効率よく運用できる環境は整っている

結論から言うと、3人の幼い子ども(5歳、2歳半、10カ月)がランダムに選んだポートフォリオは、市場インデックスに勝つことができた。不確定なリターンのために必要以上のコストを支払うべきではないということが実証されたわけだが詳細について話す前に、まずインデックス運用とアクティブ運用の現状について見ていきたい。

投資環境でいうと、積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)や個人型確定拠出年金(iDeCo)など、個人の資産運用を支援する制度が少しずつ認知されるようになってきた。利子もほとんどつかない銀行に預けるなら、資産の一部を運用したいと思う個人投資家には、この2つの制度はぴったりと言えるだろう。

日常生活の中で資産運用に割ける時間や労力は人によってさまざまだ。しかし、ほとんどの人は毎日相場に張りつかずに、なるべく効率よく資産運用したいと思っているだろう。昨今は、手数料などのコストが限りなく低いインデックスファンドでの積み立て投資が個人投資家にとって王道とされ、投資初心者が最初に選択すべき投資手法と認識されつつある。こうした個人が投資する環境は、インターネットの普及によってますますよくなっている。

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