「eスポーツ」がゴルフ離れの救世主になるか 「みんなのGOLF」を通じた若年層開拓にも勝機
日本での「みんなのGOLF」「みんゴル」をプレーする人で、実際にゴルフをするプレーヤーの割合は、「みんゴル」での調査では半数以上とのことである。
逆に言えば、「みんなのGOLF」「みんゴル」ファンで実際のゴルフをやらない人口は100万単位以上で存在することになる。
ゴルフ界にとっては、宝の山といえよう。
「みんなのGOLF」を使用したeスポーツ大会も2014年から開催されているとのこと。
昨年「みんなのGOLF」の公式大会ではオンライン上で6000人以上が参加して予選を行い、決勝大会はオフライン(観客を集めての大会)で地区予選の決勝大会を札幌大会、福岡大会、大阪大会で実施し、最後に地区予選の優勝者を集め、東京大会で全国優勝者を決定した。
個別の主催者の大会も開催されているそうだ。
スマホ版の「みんゴル」では毎週オンラインで大会を実施しており、5万~10万人以上が参加している。
スリクソン、太平洋クラブ、ライザップゴルフなどの冠大会もオンラインで「みんゴル」が実施されてさらに参加者を集めているとのことである。
ゲームは本格仕様
競技に参加すれば、よりゴルフに対する興味が湧き、実際のゴルフに繋がるのではないかと筆者は感じた。もちろんクラブの番手により飛距離も違い、コースに風も吹き、グリーンの形状により、パターでスライスやフックすることを体感できる本格仕様。実際のゴルフをやらなくても、ゴルフへの理解が深まる。
また、昨年専修大学の学園祭のイベントで「みんなのGOLF」でeスポーツ大会が開催され優勝したのがゴルフ部の学生だ。ゲーム経験はほとんどないが、ゴルフゲームの特性上、コース戦略を考え、風やグリーンの傾斜を読まなければならないので、実際のゴルフ経験が生きたとのこと。
逆に、ゴルフゲーム経験者が実際のゴルフに参入しやすいというデータもある。ゴルフダイジェスト・オンラインの調査によるとゴルフゲームの経験の有無でスコア「100」切りまでの道のりが6カ月もの差があるということである。
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