Google Glassはスマホの系譜を継ぐべきか? ウェアラブルの罠

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メガネがスマホの機能を担う必要性はあるのか

ここ最近、やはり「身につけられる」端末の開発が急激に進んでいますね。「ウェアラブル」なんていうコジャレた言葉もすぐに浸透しました。

「Myo」はセンサーとしての機能しか持ち合わせていませんが、情報端末としての機能を持つものもたくさん出始めてきました。すでにリリースされているもので言えば、「Up」「Fitbit」「Fuelband」といったフィットネスセンサー端末や、サムスンの腕時計型端末「Galaxy Gear」があります。

まだ発売されていないにもかかわらず注目されている筆頭といえば、「Google Glass」や「iWatch」。後者は存在すら明らかになっていませんが……。

ウェアラブルには、実はまだ大きな溝が存在し、2つの派閥が争っているように見えます。それは、製品開発前の段階でのコンセプトに大きな影響を与えるものです。

「ウェアラブルは、スマホの延長であるべきか、否か」

え?と思われる方も多いかもしれません。スマートフォンをメガネにするから価値があるのだ、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、よくよく考えてみると、本当にそんな必要があるのでしょうか。実際、「GoogleGlass」は装着者の集中力に対しては悪影響が大きいですし、スマホの操作部分をメガネの細いフォルムに入れるために、操作方法も煩雑になってしまいます。たとえば、メガネの「ツル」を横になでたり、縦になでたり、タッチしたりすることで操作します。

これは意地悪な見方をすれば、「スマートフォンの呪縛」から逃れられていないということではないでしょうか。

スマートフォン拡張に励んでいるメーカーは多いですが、本当にそれが次のスマートデバイスの最適解なのか? そもそも次のデバイスは「スマート」の系譜を継ぐ必要があるのか?

ここらへんの疑問が、ボクの中では尽きません。

スマートフォンから派生したタブレットは、画面サイズの向上によって圧倒的な便利さを実現しました。しかし、メガネがスマートフォンの機能を担当しなければならない必要性はどこにあるのでしょうか? 非常に限られた場面でしか役に立たないのではないでしょうか?

「いや、ポケットからスマホ出せばいいじゃん?」というシンプルな問いに正面から答えられるデバイスは、まだ登場していないように感じます。

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