トランプ「CNN記者攻撃」のヤバすぎる現場 「CNNは君を雇っていることを恥じるべきだ」
[ワシントン(ロイター)] - 自身の党がアメリカ連邦議会での優位を逸した翌日、ホワイトハウスの記者会見へと向かったドナルド・トランプ大統領は、政治的な論戦をし、議席を失う原因となった共和党員を名指しし、自身の主張に盾突く記者への暴言を吐く気満々だったようだ。
共和党は下院の支配を民主党に明け渡した。トランプ大統領はそれを一笑に付し、11月6日の議会選挙結果を共和党にとって「完全な勝利に非常に近い」と位置付け、いずれにしても、ある種の問題については民主党とも容易に協働できるといい切った。共和党は上院では過半数を維持した。
トランプ大統領は、敗戦後の最初の公的発言では、手短に政治家にふさわしい語調で話すことに努め、下院議長のナンシー・ペロシ氏の奮闘を称え、インフラ投資やヘルスケア政策について「美しい超党派的な状況」の構想を述べた。
「CNNは君を雇っていることを恥じるべきだ」
ところが、90分近くにも及んだ記者会見の空気は一気に変わった。
中米からの移民ついての選挙戦レトリックが対立を生むものであったかどうか、そして2016年の大統領選におけるロシアの干渉やロシア政府とトランプ大統領の選挙チームとの協調についての捜査が展開していくかどうかについて記者が質問した途端、直ぐに態度を荒々しくした。
質問をしたのはCNN記者のジム・アコスタ氏。トランプ氏は指を差しながら、攻撃的に反論した。マイクを取り上げようとするホワイトハウス職員に抵抗したアコスタ氏に対して、「CNNは君を雇っていることを恥じるべきだ」とまで述べた。