山手線は深夜も動いた!「計画運休」一部始終 京浜東北、中央線「最終列車」は何本も走った

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

東京に乗り入れた山手線でも、最終列車の案内が始まった。東京駅に着いてから山手線はこの時間でも10分間隔で走っていた感じだが、すべて大崎止まりだった。

「21時44分、新橋・品川方面行き最終電車です。この時間、このほかのすべての在来線、京浜東北、中央、上野東京ライン、横須賀線……は終了しました」と、女性駅員が話している。ついでにいうと上野・池袋方面行きの逆回りの山手線は21時59分発が最終というアナウンスが流れた。

1両に10数人程度の閑散とした乗客で、なるほど20時から順次止まるというのはこういうことか、と納得しかけたのだが、この列車が終わりではなかった。最初は聞き間違いかと思ったのだが、別の女性の声で再びアナウンスが流れ始めた。

「山手線の最終電車、新橋・品川方面大崎行きは22時15分……」

通常、東京駅を出発する在来線は山手線が最後である。計画運休でも山手線だけはこの後も動き続ける。22時15分の次は最終電車ではなく、23時20分も「回送電車」という名前で客を乗せて動いた。

ひとまず駅のホームから新幹線改札へと移動してみる。

駅構内に座り込む利用者

最終列車を送り出し、人影がまばらな在来線とは違って、新幹線改札口の周囲には座る椅子もないほど、多くの人が集っていた。この人たちは何を待っているのだろうか。1人の男性は、少し怒り気味だった。

「在来線が8時に止まるっていうから、早めに来て新幹線を待っていたんだよ」

東京駅発の青森・秋田・盛岡方面は20時台、新潟、仙台方面は21時台、那須塩原行きは22時、最も遅い越後湯沢行きは22時28分の発車だった。さらに到着となると、はやぶさ・こまち42号、MAXたにがわ416号が23時台に到着する。計画運休で、早々と駅じまいという感じでは、とてもない。

それどころか、八重洲口改札口を出ると、すべての券売機が発売中止を表示するまで、多くの人が座り込んでいた。駅の柱という柱に、お互いが視線を合わせてにらみ合わないように、うまく組み合わさっている。20代に見える若者が多く、スーツケースをテーブルにしてトランプで時間をつぶす4人組の女性グループ、シートを敷いて寝入る中年男性、ヒールを脱いで足を投げ出す女性など。

次ページ列車ホテルが登場
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事