「超一流」と「一般人」越えられない休み方の差 「有給クイズ騒動」は休み下手の典型例だった
「有給クイズ」のように「休まずに働くことを良し」とする上司や職場の雰囲気もあるため、会社勤めの人であれば、自分都合で休みを取ることも難しいでしょう。とはいえ、自分自身で休むときの最適な判断基準を持っていれば、いざというときに休暇を自分でコントロールすることができます。休暇を前向きに取るためにも、休暇を取るうえでの判断基準を覚えておくといいでしょう。
たとえば、一般的な方がやりがちなのが、「カレンダーどおりに休む」ことです。ただし、これでは仕事が忙しいと休日返上で働かなければなりません。せっかく休暇を取ったのに、思うように休めなければ、自分自身の負担も増えてしまい、その休み方は三流と言わざるをえないでしょう。
なかには「仕事の進捗に合わせて休む」という方もいます。「このプロジェクトが7月末に終わるから、夏休みは8月第1週に取ろう」という予定の立て方です。
ですが、仕事ができる人ほど、新しい業務を任されて忙しいため、どうしても「仕事が優先、休暇は後回し」になってしまいます。仕事優先でいるかぎり、心身に疲れがたまり、パフォーマンスが落ちていきます。これは休みとしては二流です。
超一流は「自分が休みたい日に休む」
その点、超一流は休暇を優先します。
「自分が休みたい日に休む」のです。
思うように休みが取れない会社員の方からすれば「非現実的だ」と思うかもしれませんが、たとえば、いまのうちから、来年の夏休み、あるいは年末年始の休みを確定させてスケジュールに組み込んでおけば、休暇を前提に仕事の予定を組むので、仕事に振り回されることがなくなります。
表立って「休む」と公表しにくい方は、会社の共有スケジューラーなどの書き込みを工夫するのも手です。
「旅行」を「出張」と記入する、「休日」を「準備」などと記入することで、余計な詮索をされにくくすることもできるでしょう。
「休暇=仕事から逃れる機会」ではなく「休暇=最高のパフォーマンスを発揮する充電期間」と考えることで、休みへの意識も変わるはずです。
アスリートが「休むのも仕事」と考えるように、心身のコンディショニングの一環として、仕事も休みも主体的にコントロールしていくことが、これからの時代、大切になってくるといえるでしょう。
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