三井住友FG、セディナに疑わしい取引? 三井住友銀行と反社会的勢力のデータ共有化を急ぐが
11月12日、三井住友フィナンシャルグループが2013年4~9月期決算を発表した。期初に2900億円を計画していた同期の連結純益は5057億円へ上振れして着地。通期の連結純益見通しも、期初5800億円の計画が7500億円へ引き上げられた。今春の株価上昇で投資信託の窓口販売が好調で、手数料収入が拡大したことに加え、融資先企業の業績回復で与信関係損益が大幅に改善したためだ。
決算発表記者会見を行ったのは宮田孝一社長だが、その場で記者の質問が相次いだのは、好決算の内容よりも、反社会的勢力との取引問題だった。みずほ銀行(みずほフィナンシャルグループ)の問題があっただけに三井住友銀行にも同様のことがないかが問われた。
宮田社長はこれに対して、「(みずほ銀行で問題になった)キャプティブローンあるいは四者間のローンと言われるような商品は、三井住友銀行では現在取り扱っていない。したがって同様の問題は生じていない」と明言した。
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