東京モーターフェスに見える深刻な世代断絶

老害と若者が車に求めるものはどう違うのか

このほかの企画もざっと並べておこう。オフロード体験試乗、急勾配の登坂体験、ラリー参戦車の同乗試乗、超小型モビリティ&立ち乗り型パーソナルモビリティ体験試乗、最新のクルマとバイクの試乗という具合だ。

エクストリームの呪い

もちろんすべてがそうではないものの、どうもおっさんたちの昔語りの方向が少なくないように見えてならない。どこがどうと書き始めても多分らちが明かないので、われわれ老害と若者がクルマに求めるものはそもそもどう違うのかを先に書いてしまわないとわからないだろう。

旧世代のクルマ好きは、クルマに乗ったら何かエクストリームなことをしたい。それがドリフトか丸太越えかタイムアタックかはそれぞれ違うだろうけれど、とにかく限界にチャレンジするか競争しないと気が済まない。

若者の誰もが免許を取ってクルマを買った時代、それは多分ちゃんと機能していた。サーキットでクルマを走らせることも、覚悟を決めて、どろんこの急坂コースを下りるのも、タイヤを滑らせてパイロンの周りを最速で走るのも確かに楽しい。

しかし、そういうエクストリームな体験があってはいけないとまでは言わないが、そればかりを主張し過ぎると、法定速度や指定速度を守って、普通の道路を普通に走ることがまるでつまらないことのように見えやしないだろうか? スピード違反は犯罪行為と考える(実際そうなのだから仕方ない)若者に寄り添った企画だとそれで言えるのだろうか?

おっさんたちは自分たちの嗜好に一線を引いて、若者たちにちゃんと寄り添う企画をしているだろうか? クルマはタイヤをギャーギャー鳴らさないと楽しくないのだろうか? そんなことはないと思う。あくまで個人的意見ながら、筆者が勝手にいくつか企画を並べてみたい。

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