コンパクトマンションの市況好調は続くか 単身女性に人気の一方で平均単価は上限に近づく
東京23区内のコンパクトマンションの売れ行きが、2000年代半ばの好調時の水準に近づいている。
分譲マンションコンサルティング会社のトータルブレインのまとめによると、今年1~8月に23区内で販売されたコンパクトマンション(平均専有面積30~50平方メートル台)の発売初月の申し込み率は71.3%。2006年(70.6%)以来となる70%台を回復し、2005年の71.4%に接近している。
需給バランスが大幅に改善
首都圏の不動産価格が軒並み上昇した2007~2008年のミニバブル期。23区内のコンパクトマンションもその例に漏れず、2005年には250万円弱だった平均坪単価が290万円台までハネ上がった。
初月申し込み率は2008年には49.6%まで下落。その後も60%台での推移が続いた。
風向きが変わったのは、2012年の後半から。まず1LDKの販売が持ち直し、今年に入ってから2LDKにも波及しだした。
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