専業主婦だって仕事をするべき「3つの理由」 6年で2000万円資産を増やした元主婦が語る

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鈴木:在宅で働き、稼いだお金を投資に回して資産形成しているのは、とても理想的です。どういう経緯で、今のライフスタイルになったんですか?

川畑:もともと、夫婦共働きで、私は雑誌の編集者をしていました。特に、仕事が嫌いなわけではなかったので、一生働くものだと思っていました。でも、子どもができてから考えが変わりました。子どもって本当にかわいいですからね。1年は仕事を辞めて、育児に専念していました。でも、たった1年しか専業主婦ができなくて、9時から5時までで働ける仕事に就きました。

このころは本当にお金の管理が下手で、毎月6万円の赤字家計だったんです。夫のボーナスを補てんしてなんとかやりくりしている状態でした。でも、うっすらとした危機感はあったものの、暮らしていけるからいいかなと思っていました。

しかし、ある日3歳の娘が突然こんなことを言い出したんです。「私、私立中学に行く」って。3歳だったので、本当にびっくりしました。夫と顔を見合わせてフリーズしました。娘のひとことで、一応、私立中学、高校、大学と教育費を調べてみたんです。そうしたら1700万円もかかる! 次女もとなったら、合わせて3400万円です。夫婦共働きで稼げば教育費はなんとかなるかもしれないけれど、自分たちは老後破産確定です。これがキッカケで意識が変わりましたね。

金融機関で勧められた投信で損して、自分で投資を学んだ

鈴木:3歳の娘さん、すごくないですか。

川畑:この話をすると、「ウソでしょ?」と驚かれますが、実は娘の友達のおばあちゃんがすごく教育熱心なんですね。保育園で、私の娘にも「私立中学に行きなさい!」と言っていたみたいです。

鈴木:教育おばあちゃん。迷惑ですね(笑)。

川畑:でも、おかげでお金の意識が高まったのも事実なので、今となっては感謝ですね。それからいろいろ調べた結果、「投資で資金を貯めよう!」と決心しました。

初めは何もわからないので金融機関に相談しにいきしましたが、勧められた投信を買って大損したりもしました。ファイナンシャルプランナー(FP)さんにも相談して、家計のやりくりや保険の見直しなんかを教わりました。でも、いろいろやってみて思ったのが、私は投資を学んで、自分自身でできるようになりたかったんです。ですが、投資を教えてくれるところが見つけられなかったので、そこからは独学したんです。

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