「四季報の完全読破」で人生が豊かになるワケ 20年、16万ページを全部読んでわかった真実

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1ページ目から最終ページまで「完全読破」してきた『会社四季報』に囲まれる筆者(撮影:梅谷秀司)
『会社四季報』と言えば、「企業を調べる辞書」というのが多くの人の印象ではないでしょうか。実際、毎号2000ページ超えの厚さ。この辞書のような本を毎号、毎号通読する人たちがいます。その1人が渡部清二氏です。渡部氏は20年以上、『会社四季報』を長編小説のように読み続けている達人。「会社四季報オンライン」で「四季報読破邁進中」を連載し、『インベスターZ』の作者、三田紀房氏の公式サイトでは「世界一『四季報』を愛する男」と紹介されています。
「お宝株」「大化け株」を見つけるノウハウを解説した渡部氏の初めての著書『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』の中で、渡部氏は「四季報の読破で人生が豊かになった」と語っています。どういうことか、理由を解説してもらいました。

四季報読破で見つけた10倍株

『会社四季報』を最初から最後まで、およそ2000ページすべて読む。

『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』は、8万部のベストセラーになっている(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

そんな“四季報読破”を私は20年以上、続けてきた。『会社四季報』は1集新春号、2集春号、3集夏号、4集秋号と1年に4冊刊行される。今までに完全読破した『会社四季報』を、最初の1998年1集新春号から積み重ねると、その数なんと80冊以上。すべてのページを毎号読むからこそ、いつも新しい驚きや感動があった。思い返せば本当に感慨深い。

2015年4集秋号の「四季報読破」に取り組んでいたとき、とても気になる銘柄を見つけた。

それは2015年9月に上場したばかりの「STUDIOUS(ステュディオス、現TOKYO BASE)」という会社で、「国内ブランド特化型のセレクトショップ」を手がけると書かれていた。国内ブランドに特化する、というのはどういうことなのか。

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