安倍陣営が進める執拗な「石破つぶし」の中身 離反しそうな議員を周到に取り込み

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「われわれが安倍首相を応援するのは当然だが、他の派閥が推薦の署名をする以上、われわれもこれに倣わなくてはいけない」

細田派の議員はこう述べて、“安倍応援団”の結束を強調した。こうした“忠誠心”合戦はエスカレートする傾向にあり、背後に猟官運動があることは間違いない。

船田元氏は周到に取り込まれた

衆議院は安倍支持で参議院は石破支持と対応を分けた竹下派は、9月3日午前11時から「安倍総理を支援する平成研有志議員の会」を開催した。

船田元憲法改正推進本部長代行が竹下派“ナンバー3”の政策委員長に納まっていた(撮影:今井康一)

石破支援の吉田博美参議院幹事長に会長の座を下ろされた額賀福志郎元平成研会長が選対本部長、安倍首相の側近である茂木敏充経済財政担当相が事務局長に就任したのは予想どおりだが、驚くべきことに船田元憲法改正推進本部長代行が“ナンバー3”の政策委員長に納まっていた。

船田氏は憲法の早期改正に慎重派として知られ、4月19日には都内での講演で「安倍3選は黄信号から赤信号になる」と述べるなど、安倍首相と対立姿勢を見せていた。しかも石破氏とはかつて自民党を離党し、新進党で小沢一郎氏に近かったという共通点もある。よって「総裁選では船田氏は石破氏側に付く」と思われていた人物だ。

「いや、積極的に就任したのではない。やむをえず会に参加したら、役職をあてはめられたようだ」

船田氏に近い関係者はこう説明するが、要するに周到に取り込まれたということだ。こうして安倍首相は、すでに国会議員票の8割を確保したと言われている。

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