じわじわ値上げ、銀行ATM手数料はどうなるか

超低金利時代に、ATMはコストの塊

手数料で損しない銀行とは?(撮影:今井康一)

街角にあふれ、財布代わりにお金を出し入れできるATM(現金自動出入機)。最近、使い勝手が少し悪くなってきた。銀行は超低金利で経営が厳しく、“コストの塊”ATMを見直しているためだ。手数料無料で使える範囲を狭める銀行もある。ATMの使い勝手を確認し、手数料を無駄遣いしないように気をつけたい。

ATM手数料の有料化

ATM見直しの象徴的な存在となったのが、新生銀行。これまで「全国どこでも使える提携ATM約10万台」とうたい、提携コンビニATMから引き出す際、手数料は24時間365日無料としていた。

当記事は、AERA dot.の提供記事です

しかし、10月7日以降、預金残高など一定の条件を満たさないと、手数料が有料になる。利用客の3分の1ほどが、手数料有料化の対象になるという。

メガバンクなどのATM手数料は、平日の日中のみ無料が一般的。銀行によって、ATMが無料で使える日時や条件は違う。大手行の関係者はこう話す。

「ATMは稼働させているだけで費用がかかり、コストの塊。平日は銀行窓口で預金通帳を使ってお金を無料で引き出せる。それに合わせ、ATMも無料で引き出せるようにしてきた」

お金の入出金は、銀行の儲けにならない。一方で、ATMを置くだけで、警備や現金輸送、保守点検などの維持管理費がかかる。

次ページATMの見直しもコスト削減の方法の1つ
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