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オトコに「生け花」を習わせたい華道界の本音 イケメン華道家グループ設立に透ける危機感

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  • 北田 明子 広報・PR、危機管理広報アドバイザー
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女性が生け花に携わるようになったのは、ここ100年ほどだという。イケノボーイズはそんな華道の歴史と意義をわかりやすく伝え、老若男女幅広く華道人口を増やす役割を担っている。

男性華道家は池坊だけでなく、華道の各流派の中にも以前から浸透している。草月流も36年前から男子専科を設けている。未生流も企業経営者などを対象にした教室がある。都心のオフィスビルの華道教室で、企業のトップや幹部が生け花を通して得るものは大きいという。

今後は東京オリンピックへ向けた活動を行う

イケノボーイズは今後、2020年の東京オリンピックへ向けた活動として「華道でおもてなし活動」を宣言し、日本文化のメンからオリンピックを盛り上げていくという。

日本文化のメンからオリンピックを盛り上げる(写真:華道家元池坊)

イケノボーイズのリーダーで池坊中央研修学院研究員の柿沢正一さんは「お花を見たり、いけたりするワクワク感や、おもてなしの心といった奥深いところなど、生け花の魅力を身近に感じてもらいたい。ぜひ東京五輪の開会式で生け花パフォーマンスをやりたい」と華道の普及に余念がない。

普段は岡山備前焼ミュージアムの学芸員で、小学生から生け花をやっている江木淳人さんは「日本文化である生け花の魅力、伝統文化に宿る「粋」を世界中に発信したい。子どもたちに日本文化のかっこ良さを伝えたい」と語る。

華道は今や花嫁修業のお稽古事ではなくなった。華道の起源に回帰してか、現在は男子の習い事として広がりつつある。カジュアルかつ華麗な草食系男子のたしなみか、はたまたビジネスで戦う企業戦士の武士道か。「生けメン」な華道男子が担う役割は小さくない。

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