幼子3人をネグレクトする26歳女性の今後 家族はどのように対応したらいいのか?

✎ 1〜 ✎ 247 ✎ 248 ✎ 249 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そのような場合という条件付きですが、あなたの孫を引き取りたいという意欲とエネルギーを、娘婿が今より家事・育児に慣れるまで、父子の時間が増やせるような家事手伝いなどに費やしてはどうでしょう。その中で、子どもに対する母親の責任を少しずつでも増やしていく努力は欠かせません。

もちろん、ここで書かれたような暴力が常態化しており改善の見込みがないときは、すぐに子どもたちを親から引き離す必要があるのは、(それを祖父母夫妻が育てるのか児童保護機関が担当するのかは別として)言うまでもありません。

産みの親より育ての親

親子の情は、血のつながりで決まるものではありません。血のつながらない養育者と子どもが、日々の暮らしの楽しいことや悲しいこと等を共有しながら、共同で作り上げた家族の絆は、実の親子の絆と同じです。

この連載の一覧はこちら

徳川三代将軍家光が乳母の春日局だけに懐き、それに懲りた家光の生母は、次子の国松を手元に置いて育てたという話は有名です。産むより育てることが大事なのです。

娘さんは本来、十分に母親の助けを借りながら通学と育児を両立させ、わが子を愛し、子どもからも懐かれる母親になれたはずです。

しかし、ここであなたの娘婿が、子どものために離婚を避けたいと考えておられるのは、大きな救いです。そんな中、あなたが引き取って今、父子まで生活を別にすると、今ある婿の父性の芽まで摘んでしまう恐れがあります。

児童相談所が、親の暴力があっても簡単に親子を引き離さないのは、この辺の事情の配慮もあるそうで、その線引きは難しいですがとても重要なポイントだと、私も思います。

次ページ愛情は方向を間違うとスポイルする
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事