メルカリ、2018年6月期は44億円の営業赤字

「メルペイ」先行投資や米国での広告宣伝費で

 8月9日、メルカリは、2018年6月期の連結営業損益が44億円の赤字(前期は27億円の赤字)だったと発表した。新規事業の開発のほか、金融サービスを行う「メリペイ」への先行投資や米国での広告宣伝費などが赤字の要因。19年6月期の業績見通しは明らかにしていない。写真はメルカリ本社で6月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

[東京 9日 ロイター] - メルカリ <4385.T>は9日、2018年6月期の連結営業損益が44億円の赤字(前期は27億円の赤字)だったと発表した。新規事業の開発のほか、金融サービスを行う「メルペイ」への先行投資や米国での広告宣伝費などが赤字の要因。19年6月期の業績見通しは明らかにしていない。

連結売上高は357億円(同62.0%増)だった。18年6月期の流通総額(GMV)は前期比48.1%増の3704億円。このうち、日本は3468億円(同49.5%増)、月に1回はアプリを利用するユーザー(MAU)は1075万人(同27.3%増)となった。米国のGMVは2億1200万ドル(同27.2%増)。

重点的な投資先として、山田進太郎・会長兼CEO(最高経営責任者)は、人材、テクノロジー、海外の3点を挙げ「海外は日本の10倍以上の市場がある。世界が舞台となる」と述べた。ただ、日本市場も「中古品市場は高い成長ポテンシャルを持っている」とし、成長余地は大きいと指摘した。

同社は、19年6月期の業績見通しは開示していない。黒字化の時期について、山田CEOは「成長を目指すフェーズ。いつまでに黒字化(するか)は明言できない」と述べるにとどめた。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト8人の営業損益予測の平均値は37億円の黒字となっている。

(清水律子)

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 就職四季報プラスワン
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
コロナでもブームは過熱中<br>不動産投資 天国と地獄

家計のカネ余りを背景に、マンションやアパートなどへの投資熱は冷める気配がありません。しかし、不動産投資にリスクはつきもの。先行きが見通せない状況で、何が優勝劣敗を分けるのでしょうか。現場の最前線を追いました。

東洋経済education×ICT