トロント銃撃、犯人は深刻な精神疾患だった 10歳と18歳の女性が亡くなり、13人が負傷

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18歳の被害者リース・ファロンさんは高校を卒業したばかりで、看護の勉強をするのを楽しみにしていた。

トロント学区の教育委員会の教育課長を務めるジョン・マロイ氏は声明で、「やる気のある生徒だったファロンさんは、先月マルバーン公立高校を卒業し、教員たちから高く評価され、友人たちから愛されていました」とコメントした。

グローブ・アンド・メール紙は24日、ファロンさんがレストランで友人たちと誕生日を祝っていたところを銃撃されたと報道した。同紙の記事は、ファロンさんを知る人々が彼女は「非常に賢く」て、「エネルギーにあふれていた」と述べていたとも伝えている。

同じアパートで25年以上前から生活

警察は10歳の少女の身元を明らかにしていない。

フセイン容疑者の両親は「私たちはこの恐ろしい悲劇を真剣に受け止めており、犠牲になった方々やこの街のことを思うと心が引き裂かれそうです」とコメントした。「これからずっと亡くなった方々を悼みます」。

フセイン一家が暮らすアパート(写真:ロイター)

近隣住民はロイターに、フセイン一家が悲劇と無縁ではないと話した。一人娘は数年前に交通事故で亡くなり、息子の一人はずっと昏睡状態にある。ロイター独自の確認はとれていないが、隣人たちによると、パキスタン出身の一家は今のアパートに25年以上前から暮らしているという。

父親のファルーク・フセイン氏が季節に関係なく周辺を散歩していることは近所の人たちに知られているが、ファルーク氏自身も健康面で問題を抱えていて、最近手術をしたばかりだと隣人2名が証言した。

ソーンクリフパークは移民人口の多いコミュニティーで、大半が南アジアの出身だ。

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