ラスベガス銃乱射事件、50人以上死亡の惨事 数千人が訪れていた音楽フェスで
米ネバダ州ラスベガスで10月1日に開かれたカントリー・ミュージックのフェスティバルの銃乱射事件で、少なくとも50人が死亡、400人以上が負傷した。容疑者は警察によって射殺された。
ラスベガス署のジョセフ・ロンバルド保安官によると、容疑者はラスベガス在住の男性で、銃撃は単独で行った。が、当局は容疑者と一緒に行動していたとみられるアジア人女性を探しているという。
同地域では複数の銃撃が行われているとのうわさも出ていたが、警察当局はこれを否定した。乱射現場では、非番の警察官も犠牲にあったと見られている。
午後10時45分ごろ発砲が始まった
目撃者によるSNSへの投稿によると、乱射事件はラスベガスで3日間にわたって開かれていた「ルート91ハーベスト・フェスティバル」で発生。人気アーティストのエリック・チャーチ、サム・ハント、ジェイソン・アルディーンなどが出演する同フェスティバルのチケットは完売しており、会場には何千にもの観客が訪れていたという。
フォックスニュースなど米メディアによると、オールディーンが演奏していた現地時間10時45分ごろに銃撃が始まった。同フェスティバルは、マンダレイ・ベイリゾート・アンド・カジノの屋外で開かれており、アルディーンは無事にステージ奥に避難したという。CNNによると、出演アーティストは全員無事だった。
ラスベガスは、カジノやショッピング、エンターテインメントが楽しめる国際的なリゾート地として知られている。警察は、容疑者の詳しい身元や動機については明らかにしていない。
2015年11月には、パリのバタクラン劇場で開かれたロックコンサートで乱射事件が発生し、89人が死亡した。このときは、パリの複数カ所でテロが発生し、あわせて130人が死亡した。
(執筆:Alison Williams記者、編集:Ed John Stonestreet and Frank McGurty)
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