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「あまり話さない夫」を変えた妻の意外な提案 四半期に一度、都内のホテルでガッツリと

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リビングは共有。歩き始めて好奇心いっぱいの玄くんの遊び相手もたくさんいる。食事はそれぞれがとるが、しょっちゅう友人たちを招いての食事会「おうちバル」を開催する。

きちんと片付いたリビング。本棚や窓際にも、それぞれの家族の趣味の本がきちんと分けられて置いてある。(編集部撮影)

妻たちは日頃の大変さをお互いにおしゃべりで労わり、時には趣味が合う別家族の妻と夫が一緒に買い物に出かけたりもする。

根っからの人好き夫婦が行き着いた、理想の暮らしは、そろそろ2年を迎えようとしている。そして、なんでも楽しく話せていそうな仲睦まじい夫婦ふたりの「家族会議」が始まったのも2年前のことだった。

夫の転職後、様子がおかしいことに気が付いた

松尾さん夫妻が出会ったのは大学時代のこと。そこからお付き合いが始まり、2人ともが国家公務員として仕事を始めて上京し、結婚をしてからも、順調に良好な関係は続いた。だが2年前、力さんが民間の企業に転職したのを機に、真奈さんは力さんの様子が少しおかしいな、と気が付いたという。

前日に「夫婦合宿」をしてきたばかり、という真奈さん(編集部撮影)

夫が自ら望んでのキャリア転換。真奈さんも新しいチャレンジを喜んで応援していた。しかし、「何か仕事のことで悩んでいるんだろうな、というのはわかりました。でも、夫はもともと自分の気持ちをいろいろ話す方ではなく、このときも何も言ってくれなくて。普段から『もっと話してほしい』『私の話ももっとちゃんと聞いてほしい』っていう不満はあったんですが、このときはずっと心ここにあらずで。私のイライラも募って、これじゃダメだって思ったんです」

最近、なんだかうまくいってない気がするから、ちゃんと話さない? そういう真奈さんの提案に、じゃあ、旅行にでも行こうか、と答えた力さん。でも、したいのは観光やただの気分転換じゃなく、相手の考えていることを知ること。だったら、ちょっと気分を変えて都心のホテルに泊まってじっくり話をしてみようか、ということになった。

自宅から電車で10分ほどの距離にある、こじんまりとしたホテルにチェックインをした松尾夫妻。まずは、真奈さんが、力さんのモヤモヤを1時間以上かけてただただ聞き出すところから初めての会議はスタートした。

「このときは、とにかく自分の思っていることを話す時間、と決めていたので、まとまっていないことも含めてとにかく全部出そう、と意識して話してみました。そうすると結構、話せた」という力さん。

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【「夫婦と言っても、夫のことをほとんど知らなかった」】

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