日経平均は4日ぶり反発、鉄鋼・機械に買い

金融株は買い一巡後に上げ幅を縮小

 7月24日、東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反発した。外為市場での円高一服を手掛かりに外需株に買い戻しが入ったが、高寄り後は伸び悩んだ。写真は東京証券取引所で2015年7月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反発した。外為市場での円高一服を手掛かりに外需株に買い戻しが入ったが、高寄り後は伸び悩んだ。一方、中国政府による景気支援策への期待を背景に鉄鋼や機械株は堅調に推移。日銀の金融政策を巡る市場の動揺が落ち着きをみせる中、前日に買われた金融株は買い一巡後、上げ幅を縮小した。

また積極的な売買は手控えられ、東証1部の売買代金は6月25日以来、約1カ月ぶりの低水準となった。日経平均の後場の値幅(高値と安値の差)は約60円で、次第に膠着感が強まった。

中国は一段と積極的な財政政策を推し進める意向を前日に表明。法人税減税や地方政府による特別債の発行加速に注力していくという。

上海株がポジティブな反応をみせる中、東京市場ではコマツ<6301.T>や日立建機<6305.T>といった建機株が急伸。安川電機<6506.T>やファナック<6954.T>など設備投資関連株や、新日鉄住金<5401.T>、住友金属鉱山<5713.T>など鉄鋼、非鉄金属株に買いが集まった。セクター別では鉄鋼が上昇率トップ。機械、非鉄金属がこれに続いた。

内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏は「米中間での『ハイテク戦争』はすぐには終わりそうにはないが、貿易収支に絡む対立は終息に向かうとの期待感も出ている」と話す。

国内での金利上昇は一服。金融セクターは伸び悩んだ。業種別で値下がりしたのは、食料品や医薬品など5セクター。1ドル111円台前半と円高進行にも一服感がみられる中、外需セクターは底堅く推移。三菱自動車工業 <7211.T>は年初来高値を更新した。

TOPIXも4日ぶり反発。日経平均をTOPIXで割ったNT倍率<.NTIDX>はやや上昇した。相対的に小型株指数が好パフォーマンスをみせた。

個別ではこのほか、日立化成<4217.T>が年初来安値を更新。同社が23日発表した2018年4─6月期の連結業績は、営業利益が前年比27.7%減となった。大幅減益を嫌気した売りが集まった。

半面、小野測器<6858.T>は大幅高。同社は23日、18年12月期の連結営業利益予想を従来の9億円から10億5000万円に上方修正すると発表した。前年比5.8倍となる見込み。足元の堅調な業績が好感された。

東証1部の騰落数は、値上がり1443銘柄に対し、値下がりが564銘柄、変わらずが96銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値     22510.48 +113.49

寄り付き   22555.05

安値/高値  22416.23─22555.05

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1746.86+8.16

寄り付き     1749.10

安値/高値    1743.50─1751.16

 

東証出来高(万株) 124650

東証売買代金(億円) 20392.96

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