世界の富裕層が選ぶ我が子の留学先はどこか インドネシアでは五感を駆使した異文化教育
次に、日本のインターナショナルスクールでは、より短期間で費用も抑えた独自の海外研修を行う動きもあるようです。
フィリピンのセブ島は今や欧米に迫る語学留学ブームの地となっていますが、新しい動きとして「旅育(TABIIKU)」という親子留学スタイルがあります。
これは、世界に展開するインターナショナルスクール、イートンハウス東京の創設者がプロデュースする短期の6日間の親子サマーキャンプです。
イートンハウスは、レッジョ・エミリア・アプローチという教育法を取り入れているのですが、これは子どもの個性を尊重し潜在能力を養うことを目的とした教育手法です。
アメリカのディズニーやグーグル本社の社内保育園にも導入されている手法とのこと。
このセブ島での海外研修プログラムも、子どもの創造性を養うことを目的とした五感を使うようなカリキュラム、たとえばアート&クラフトやコミュニティ体験などが用意されています。五感を駆使する教育法は前述のグリーンスクールにも共通するところです。
短期間研修であればパパも参加できる
保護者の感想として、「幼少期に知的好奇心を刺激するプログラムに参加させることができて良かった」(A.Kさん 4歳の息子と参加)と、定期的に参加させたいという参加者からの意見が多いようです。
もちろん、母親だけでなく父親の姿もあり、女性の保護者からは、「参加したお父さんたちは“イクメンパパ”で、こんなにも子どもと向き合ってくれるお父さんもいるんだなぁと感じました」(M.Oさん 4歳の息子と参加)という感想もあり、親としての学びもあるというのが印象的でした。
働き方改革が進み、イクメンパパが珍しくなくなってきた中でも、長期間海外に同行することは難しいかもしれません。
短期間でパパも参加できるという点も男性保護者の参加につながっているようです。
子どもと親の日中の過ごし方は別になっており、親は英語のマンツーマンレッスンやスパを体験することができるので、親子ともに現地を満喫することが可能ということです。
子どものグローバル教育はこれからさらに競争が激化していくと思われます。日本の学校も「アクティブラーニング」が盛り上がっていますが、より早期から異文化を経験させることが飛躍のカギを握っている気がしてなりません。
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