テスラ「モデル3」、やっと目標達成の舞台裏

マスクCEOがエンジニアを怒鳴り散らす

 米カリフォルニア州フレモントのテスラ工場で6月、完成したモデル3を搬出するトレーラー(2018年 ロイター/Stephen Lam)

[サンフランシスコ 3日 ロイター] - 米カリフォルニア州フレモントにある米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>の組立工場では、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、エンジニアを怒鳴り散らしていた。

新型セダン「モデル3」の生産をフル回転で続けるため、テスラは他部署から従業員を動員。このため、主力セダン「モデルS」とスポーツ用多目的車(SUV)「モデルX」の生産が滞った。また、従業員は週末もシフトに入ることが義務付けられた。

あらゆる手段を尽くした

テスラは、週5000台という「モデル3」の生産目標を達成するため、6月最終週にあらゆる手段を尽くした、と複数の従業員がロイターに語った。同モデルは、赤字続きのテスラを収益改善の軌道に乗せ、EV製造メーカーでも大量生産できることを証明するために不可欠だとみられている。

稼働時間を延長したり、他部署の従業員を動員したりすることなく、テスラが毎週のようにこの目標を達成できるかは、また別の問題だ。そして、その点を投資家は気にしている。

米国株式市場で、テスラの株価は7.2%下落、310.86ドルで3日の取引を終えた。

生産目標の一里塚を1日朝に達成するまで、マスクCEOは「モデル3」生産ラインの周りをうろうろ歩き回り、昼夜を問わず動く生産ラインがロボットのトラブルで遅れたり、停止したりすると、エンジニアたちを叱りつけていたと、従業員の1人は話した。

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