スペイン国有銀行バンキア、予想上回る利益 1~9月は3.6億ユーロ
[マドリード 28日 ロイター] -国有化されたスペインの銀行バンキア
親会社のBFAを含むBFAバンキアの税引き後利益は6億4800万ユーロとなり、年間利益目標の8億ユーロが達成可能であることを示した。バンキアは欧州当局から180億ユーロの支援を受けており、現在進めているリストラには利益目標の達成が鍵となる。
1─9月の純金利収入は、低金利を反映し、29%減の17億3000万ユーロとなった。
ただ、第3・四半期の純金利収入は前期から増加した。スペイン経済がリセッション(景気後退)を脱却するとみられるなか、国内銀行の一部は金利収入で若干の改善を示している。
バンキアは不良債権や不良資産のほとんどを、政府設立の不良資産買い取り機関(バッドバンク)に売却しているが、与信総額に対する不良債権の比率は、融資額の縮小を反映し、依然として上昇している。
9月末に同比率は13.6%と、6月末の13.4%から上昇した。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら