大人の男性には新品の「真っ白な服」が必要だ 35歳からの「清潔感を作る」5つのルール

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自分のファッションアイテムを見直すということは、「今の自分にこれは合っているのかどうか」という問いかけをして、選択と決断をすること。似合わなくなったら「あきらめる」「卒業する」ということも大切。これは男性にも女性にも言えることです。

男性ファッションは、シンプルで清潔感があれば大正解

私の個人的意見になりますが、実は、あまりおしゃれすぎる男性には興味がないというか、今まで一度もファッショナブルな人に惹かれたことがないんです。見ているのはファッショナブルであるかどうかよりも、自分の体型に合っているか、どこかにインテリジェンスが感じられるか、白に清潔感があるかどうかということなんです。

男女、カップルで出掛けるシーンでは、男性がシンプルなほうが素敵に見えると感じます。

いちばん華やかなボールルームでの、男性の正装はタキシードですよね。あれはドレス姿の女性をより際立たせるための洋服なんです。靴もエナメルの靴を履くことになっていますが、それは革靴に使われている靴墨でドレスの裾を汚してしまわないようにという配慮から。いちばんの正装シーンと同じで、お互いを思いやっている、女性への配慮が感じられるカップルは素敵だな、と思いますね。

――大草さんのお話をお聞きしていると、普段思っている以上に、ファッションと精神はリンクしているものと感じます。

私がファッションの仕事をしているからというのもあると思いますが、やはり、自分の洋服を丁寧に考える人は、いろいろな選択や決断の場面でもそうなのではないかなと思います。

たとえば靴ひとつとっても、高級なものだけではなく、自分に似合う堅牢なものを選び、きちんとケアしている人は信頼できるという印象を持つことが多いです。靴磨きが日課になっているというのは、物を大切にできる人だったり、フレッシュな気持ちで出勤できる人だったり。心当たりのある方も少なくないのではないでしょうか。

藤村 美里 TVディレクター、ライター

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ふじむら みさと / Misato Fujimura

都立国分寺高校、早稲田大学卒業後、テレビ局入社。報道情報番組やドキュメンタリー番組でディレクターを務める。2008年に女児出産後、視点が180度変わり、児童虐待・保育問題・周産期医療・不妊医療などを母親の視点で取材。2013年に退社し、海外と東京を往復しながらフリーで仕事を続けている。Twitter @MisatoFujimura 

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