米フォード、通年見通しを引き上げ 3Qの調整後利益は、予想上回る0.45ドル

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10月24日、米フォードの第3・四半期決算は、一時項目を除く1株当たりの利益(調整後)が、市場予想を上回った。写真は同社のロゴマーク前。シドニーで8月撮影(2013年 ロイター/Daniel Munoz)

[デトロイト 24日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターが24日発表した第3・四半期決算は、一時項目を除く1株当たりの利益(調整後)が0.45ドルで、市場予想の0.38ドルを上回った。

南米で税引き前利益が急増、アジア太平洋やアフリカで収益が約3倍に増えた。欧州でのリストラも進み自動車価格が安定、同地域の損失も減少したという。

ボブ・シャンクス最高財務責任者(CFO)は、欧州における自動車業界の売り上げは短期間のうちに、非常に控えめながらも伸び始めるとの見通しを記者団に示した。

純利益は約20%減の12億7000万ドル(1株当たり0.31ドル)。

売上高は12%増の360億ドルだった。

欧州の見通しが改善し、今回発表の決算が市場予想を上回ったことから、同社は通年の世界収益予想を引き上げた。税引き前利益は昨年の80億ドルを上回り、欧州での損失も減ると見込む。

これまでは、通年の世界利益見通しや欧州での損失は昨年の水準並みとしていた。

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