「シンガポール版メルカリ」が超人気の秘密 お金持ちに近づくために何をすればいいのか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
中古で買ったおもちゃ。シンガポールでは超富裕層こそフリマアプリを積極的に使うという(筆者撮影)

フリマアプリを手掛けるメルカリが、6月19日に東証マザーズ市場に上場します。メルカリはとてもはやっていて、友達もよくブランド物の化粧品を売っていますし、女子高校生などはたとえ使用した口紅などでもサンプル代わりに買うことが多いようですね。

シンガポールでは5月から8月に国を挙げ「割引セール」

実は、私が住んでいるシンガポールでも、中古品売買は非常に熱いです。シンガポールでは「カルーセル(Carousell)」というフリマアプリが大流行しています。また、中古だけでなく、新品や新品同様のブランド物もよく流通しています。これはどうしてでしょうか。

理由の1つは大きな割引セールがあることです。シンガポールでは5月下旬から8月頭にかけて、それこそ国を挙げての大セール「グレート・シンガポール・セール(GSS)」を行います。とにかくどの店もセールをするので、その数が非常に多く、割引率も高いときていますから、現地の人も外国人も、ついつい買いすぎてしまうのです、その結果、いらなくなった新品や新品同様の商品が中古市場に出回るのです。

また、シンガポール人も外国人も旅行に行く機会が多いので、アメリカやヨーロッパで買い物をしてそれを中古市場に流すこともよくあります。たとえば、パリでは1月などに有名デザイナーズブランドもセールを行います。そこで入手したほぼ新品の良品をサイトで売りに出す人もいます。

現地の友人で、子どものおもちゃを通販サイトのタイムセールで買いすぎてしまう人がいるのですが、その人は未使用のおもちゃを収納するのにトランクルームを一室借りています。たまに整理をして中古市場で売るのですが、なんと、SPをつけたセレブリティが自宅まで商品を引き取りに来たというのです。

次ページ同じマンションの住人同士で気軽に売買も
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事