夏休みの旅行計画は「早めが吉」の3つの理由 「予算が抑えられる」だけでない効果とは?
キャンセルや予定変更の際のペナルティの有無は注意する必要がありますが、早めの予約については「割引」という形で一定の優遇があるものです。
家族の人数が多い場合、また子どもが中学校に入って大人料金になった場合、旅行予算は一気に増えていきます。早割で得られた1万円の値引きも、予算管理上は大きな助けとなるはずです。
むしろ早い予約が重要である理由は「倹約期間」が得られることかもしれません。これは地味な理由ですが重要な要素です。
もちろんバカンスの全予算を数カ月の節約で確保できるわけではありませんが、60日のあいだ、毎日300~400円くらいのガマンをして過ごすことができれば、1万8000~2万4000円になりますから、移動中の間食(スイーツとかお茶とか)や、お土産予算くらいは捻出できることになるでしょう。
先ほどの「早割」による予算カットに加え、倹約による予算アップが加われば旅程にはゆとりがかなり出てきます。
面白くない節約も目標があれば…
節約というのは基本的に面白くないものです。何もないときに節約をして2カ月過ごす、というのはつらいばかりかもしれません。しかし「再来月の旅行のためにちょっとガマンしてみよう」というのは目標があるだけに実行の可能性が高まります。
子どものおねだりをガマンさせるにもいいかもしれません。金銭教育というと大げさですが、出費にはメリハリがあって、今ガマンしたら、旅行ではおいしいものを食べられる、のように話していくといいでしょう。
最も大事な要素は「わくわく」です。私は、買い物の満足度を高める究極の方法は「買い物前に元を取る」ことだと考えています。
実際のおカネを払う段階では、もうこの出費に何も不満がない、というくらいになれば、これはコスパ的にまったく問題がないことになります。しかし、そのためには「行ってからの満足」以外の満足を得ておく必要があります。
行く前の満足というのは、簡単にいえば「期待感」です。そして期待感を高めるのは事前準備ということになります。
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