離婚後に生活保護費をちょろまかす女の謀略

別れた夫を2年間騙し、今ものさばり続ける

いっさい働かない元妻のほうが裕福な状態が2年間続いていたが……(写真:polkadot / PIXTA)
「離婚」によって別れる夫婦が日本に毎年20万組以上います。離婚には、家族関係や金銭問題など結婚以上に複雑なトラブルがつきもの。本記事では、実際にどんなトラブルが起きるのかを個別のケースを基に追っていきます。

「あなたの元妻が生活保護を受給しており、あなたにはその妻との間にできた一人娘の扶養義務があります。どれだけ援助ができるか、所得を証明できるものを提出してください」

市役所の生活福祉課から送られてきた一通の手紙。それが山本祥平さん(36歳、仮名)が私のところに相談に来たきっかけでした。

彼は2年前に、妊娠中の妻が子どもの親権を持つという形で離婚しています。離婚してからは、娘の養育費として毎月10万円を欠かさず振り込んでいました。

どうやら生活福祉課は生活保護を頼る元妻が本当に困窮しているのか、あるいは祥平さんからの養育費があるなら生活保護の受給は不要なのではないかを明らかにしたく冒頭の手紙を送ったようです。

<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名。年齢は現在)>
今回の相談者:山本祥平(36)→ 会社員(年収600万円)
元妻:愛里(34)→ 無職、生活保護を受給中
長女:桜子(2)→ ふたりの間にできた娘。親権は妻にある

年収600万円の祥平さんにとって毎月10万円もの負担は軽くありません。家庭裁判所が公表している算定表に彼の年収を当てはめた場合、養育費の相場は月6万円程度。なぜ彼は相場よりも高い金額を支払うことになったのか。まずは、その経緯から明らかにしていきます。

相場よりも高い「養育費」を支払うことになった理由

「帰りが遅くなれば、“こんな時間まで何やってるの?”と。逆に帰りが早いと“何で早く帰ってくるの”となじられる日々が続きました……。完全に支離滅裂なのですが、僕が少しでも言い返そうものなら彼女は何時間にもわたって説教してくるのです」

結婚してからわかったことですが、祥平さんの元妻はかなり感情の起伏が激しい女性でした。結婚生活の終盤では、彼に何も非がないにもかかわらず、元妻から「アホ! ボケ! あんたなんて最低だわ!」などと暴言をぶつけられる始末です。

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