iPhoneの「中毒脱却機能」が秀逸といえるワケ アプリ使用時間に制限を加えることも可能に

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オンにすると重要な電話以外の通知などで画面が点灯することを防いでくれる。これを拡張し、iOS 11では運転中であることを加速度センサーなどから自動的に検出し、運転中のスマホ操作をしないよう、自動的におやすみモードを起動する仕組みを取り入れた。

ベッドタイム機能を追加

iOS 12では、おやすみモードにベッドタイム機能が追加された。朝まで通知が届かないようにし、朝起きてから届いている通知を確認できるようになった。これまでのおやすみモードと違う点は、ユーザーは朝まで通知を確認できないことだ。

寝ているときの通知や通話を一切知らせないようにするおやすみモードのベッドタイム機能。起きた際に見逃していた通知を一覧できる(筆者撮影)

またおやすみモードを日常的に利用しやすくする仕組みも用意した。おやすみモードをオンにしたままだと、受け取りたい通知が届かなくて不便する事もある。そうした際には、1時間後に自動的にオフにするタイマーをセットできるようにした。加えて、今いる場所から離れたとき、あるいは今開催中のイベントが終わるまで、といった自動オフのオプションが複数用意されている。

おやすみモードの自動オフ機能も追加する。1時間後、夜まで、この場所を離れるまで、この予定が終わるまで、といったオプションを選択することで、通知が受け取れない状態のまま忘れる心配がなくなる(筆者撮影)

たとえばこどもと公園で遊んでいる間は通知をオフにし、公園を離れたら通知が再び届くようにすることもできるし、会議中はポケットの中でバイブレーションがブルブル鳴らないようにオンにし、会議が終わったら再びおやすみモードをオフにする、といった自動化が可能だ。

iOS 12ではさらに日常的におやすみモードを活用できる仕組みを用意した。おやすみモードをオンにしたまま忘れていつまでたっても通知が来なくなることを防ぐため、自動的に解除してくれるタイマーが備わった。

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